モノポリーとは?名著『モノポリーで学ぶお金持ちの法則』に学ぶ基本ルールと投資の本質
「モノポリーって名前は聞いたことがあるし、おもちゃ屋さんでも見るけど、実は遊んだことがない」
そういう方、意外と多いのではないでしょうか?
モノポリー(Monopoly)とは、英語で「独占」という意味を持つ、世界で最も遊ばれている大人気ボードゲームです。サイコロを振ってボード上を進むすごろくのようなゲームですが、実は「不動産投資」や「お金の仕組み」が自然と身につく、非常に奥深いゲームなんです。
その奥深さは、ダイヤモンド社から『モノポリーで学ぶお金持ちの法則』(アラン・アクセルロッド著)というビジネス書が出版されているほどです。
この本では、モノポリーというゲームを通して「どうすればお金持ちになれるのか」「ビジネスで勝つにはどうすればいいか」という本質が語られています。今回は、モノポリーの基本ルールと、この本にも通じる「お金の法則」を初心者の方に向けてわかりやすく解説します!
◆モノポリーの基本ルール:やることはとてもシンプル!
モノポリーの目的は、「他のプレイヤーを全員破産させて、自分が最後まで生き残ること」です。これだけ聞くと厳しそうですが、基本のルールは以下の3つだけです。
- サイコロを振ってマスを進む
止まったマスの土地(不動産)がまだ誰のものでもなければ、銀行にお金を払って買うことができます。 - 自分の土地に止まった人から「レンタル料」をもらう
他のプレイヤーが自分の土地に止まると、あなたはレンタル料(通行料)を受け取ることができます。 - 土地に家やホテルを建てて、レンタル料を高くする
同じグループの土地(同じ色のエリア)をすべて揃えると、家やホテルを建ててレンタル料をグッと跳ね上げることができます。
◆給料だけでは勝てない?現実の「インフレ」に通じるお金の本質
『モノポリーで学ぶお金持ちの法則』の中でも触れられていますが、モノポリーでは盤面を1周(GOマスを通過)するたびに銀行から定額の「給料(200ドル)」がもらえます。
しかし、この給料(定期収入)をただ貯金しているだけでは、絶対に勝てません。なぜなら、ゲームが進むにつれて他のプレイヤーがどんどん土地を買い占め、家を建てていくため、他人の土地に止まった時のレンタル料の支払いであっという間に手元の貯金が尽きて破産してしまうからです。
これは、現実世界の「インフレ(物価上昇)」と投資の必要性に非常に酷似しています。
例えば、銀行にお金を預けておくだけでは、物価が上昇したときに「お金の実質的な価値」は目減りしてしまいます。現実世界でも、モノポリーの給料にあたる「給与所得」だけに頼って現金を眠らせているだけでは、将来的な資産形成は難しくなります。手元の現金をリスクにさらし、株式や不動産などの「価値を生み出す資産(インフレに強い実物資産)」へ積極的に投資していくことが、自分のお金を守り、増やすための唯一の方法なのです。モノポリーはまさに、この資本主義の冷徹かつ重要な仕組みをノーリスクで体験させてくれます。
◆一瞬の油断も許さない!ゲーム終盤の手に汗握る白熱バトル
ゲームの終盤になると、モノポリーの盤面はまさに「超高額な地雷原」へと変貌します。
プレイヤーたちが交渉を重ね、同じ色のエリアに家やホテルをびっしりと建て並べるため、自分のターンにダイスを振る手が本気で震え始めます。「頼む、奇数出てくれ!」「ああっ、ホテルの建つボードウォーク(一番高い土地)に止まってしまった!」という悲鳴と歓声が飛び交うのは日常茶飯事です。
手持ちの現金が足りず、自分の大切な不動産を抵当に入れたり、他のプレイヤーに涙ながらに「この権利を安く売るから、なんとかレンタル料をまけてくれないか?」と必死の延命交渉を持ちかけるなど、泥臭い心理戦が展開されます。極限状態の中でダイス一振いに全員が一喜一憂し、紙のお金が行き交うだけなのに、本当にリアルな億万長者と破産のドラマを追体験しているかのような熱気に包まれます。この白熱した一体感こそ、モノポリーが世界中で愛され続ける最大の理由です。
◆さらに本格的にお金の教養を学びたい方へ
モノポリーは投資の基本を楽しく学ぶのに最高のゲームですが、「もう少し現実世界に近い形で、本格的にお金の勉強をしてみたい」という方には、『キャッシュフローゲーム』という別のボードゲームも非常におすすめです。
大ベストセラー本『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者が考案したゲームで、自分の財務諸表(貸借対照表や損益計算書)を実際に鉛筆で書き込みながら進めるため、より実践的なお金の教養が身につきます。
東京ボードゲーム会では、どちらのゲームも北千住や新宿の会場で定期的に開催しており、私がイチからルールを優しくレクチャーします。「まずはモノポリーから」「本格的なキャッシュフローゲームに挑戦したい」どちらも大歓迎ですので、ぜひ一度体験しに来てください!