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2026.08.02 コミュニケーション

コミュニケーション能力を高めるには?「低い」と悩む大人にボードゲームが最適な理由

コミュニケーション能力を高めるには?「低い」と悩む大人にボードゲームが最適な理由

「初対面の人と何を話していいかわからない」
「職場でのコミュニケーション能力が低いと悩んでいる」
社会人になってから、このような悩みを抱える方は非常に多いです。

普段、私はIT系の企業でPM(プロジェクトマネージャー)やQAリードとして、複数の部署や開発ベンダーと連携しながらシステム開発を円滑に進める仕事をしています。仕事柄、日々「コミュ力の壁」にぶつかる毎日です。仕様の細かい変更交渉や、開発メンバーとビジネスサイドの板挟み、さらにはテキストコミュニケーションによる些細なすれ違いなど、どれだけ論理的な正論を言っても「相手との心理的な壁」があるとプロジェクトは全く前に進みません。こうしたリアルなコミュニケーション力は、本を読んだり高額なセミナーを受講したりするだけでは、なかなか身につかないのが現実です。

そこでおすすめしたいのが、休日の「アナログボードゲーム」です。
実はボードゲームは、仕事にも直結する最強のコミュニケーション能力向上ツールなんです。その具体的な3つの理由をお伝えします。

1. 「共通の目的」があるから、無理に話題を探さなくていい

飲み会や職場の懇親会が辛いのは「ゼロから自分で話題を作らなければならない」からです。人見知りにとってこれほどプレッシャーのかかる環境はありません。しかし、ボードゲームのテーブルには、目の前にカードや盤面という「共通の話題」が最初から用意されています。「次、どう動かしますか?」「うわー、その手があったか!」と、ゲームのルールに沿って対話しているだけで、無理に話題をひねり出さなくても自然に会話と笑顔が生まれます。この「頑張って話さなきゃ」という気疲れから解放されるのが、ボドゲ会がコミュ力のサードプレイスとして最適な最初の理由です。

2. 遊びの中で「非言語コミュニケーション」の感覚が自然と磨かれる

プロジェクトを進めるうえで、言葉のロジックだけでなく、相手の「表情の曇り」「声のトーンの迷い」「沈黙の間」などから『本音』を察する力(非言語コミュニケーション)は決定的に重要です。ボードゲーム会で大人気の『はぁっていうゲーム』などでは、声のニュアンスや微妙な表情の変化だけで感情を当て合います。このゲームを遊ぶと、「自分が思っている以上に、相手には表情や声で感情が伝わっていないこと」に気づけたり、相手の微細な心の変化を読み取るセンサーが自然と研ぎ澄まされます。この五感を使った対面ならではのトレーニングは、仕事の会議や部下との1on1ミーティングでも「相手の本当の納得感」を見極める力としてダイレクトに役立ちます。

3. ビジネスの現場で必須となる「Win-Winの交渉力」を体感できる

『カタン』や『モノポリー』といったゲームでは、他者とのアイテム交換や交渉が勝利に不可欠です。自分の利益だけを押し通そうとすると、他のプレイヤーは一切取引に応じてくれません。「自分も得をして、相手も得をする条件(Win-Win)」を瞬時に考え、相手の不足している資源を見極めて提案する力は、そのまま仕事におけるステークホルダー調整や仕様調整のネゴシエーション力そのものです。ゲームというノーリスクの空間で交渉の成功と失敗を繰り返すことで、現実のビジネスシーンでも「相手のメリットを提示しながらこちらの要求を通す」という高度な交渉力が自然とできるようになります。

◆まずは「楽しむこと」から始めましょう!

「コミュ力を上げなきゃ……」と気負う必要は全くありません。
東京ボードゲーム会には、毎週末、色々な職業や年代の方が集まります。「ちょっと気分転換に遊んでみようかな」くらいの軽い気持ちで遊びに来てください。ゲームが終わる頃には、自然と笑顔で会話できている自分に驚くはずですよ!